巨樹古木一覧

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コラム

巨樹の測り方
一般的に樹木の測り方として胸高周囲長と樹高があり、そのほか項目としては地際周囲長、樹冠の広がりなどがある。
 胸高周囲長は樹木の山側(地面の最も高い箇所)の高さ1.3mの位置で水平に巻き尺を回しその長さを計測し求める。今回の調査では、巨樹古木の場合は樹幹の形状も均一でないため再現性を考えて小数点以下1桁とした。
 樹高は測高器を使用するのが一般的。水平距離を求め仰角と俯角を計測し三角関数で高さを計測する。現在は簡便な測高器が開発されレーザーで水平距離を求め、根元と樹冠の先端を覗けば樹高が自動的に表示される。今回の調査でもレーザー測高器(TRUPULSE200)を使用し小数点以下1桁で樹高を求めた。その他に実測、測竿による計測などがある。実測は危険ではあるが実際に木に登攀して巻き尺を垂らして計測する。10m程度ならば測竿を使用して実測することもできる。
 地際周囲長は樹木が地面と接している位置で水平に巻き尺を回しその長さを計測し求める。樹幹大きさを計測する一つの指標になる。株立ちして胸高周囲長が計測できない場合などは地際周囲長で代替する場合がある。
 樹冠の広がりは樹冠の平面上の大きさを計測するもので樹幹を中心に8方向程度で枝葉の広がりを求める。樹冠投影図作成すれは平面での樹木の大きさを調査することができる。
(寄稿 金澤好一)