巨樹古木一覧

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コラム

吉祥寺のヒメコマツ・イタヤカエデ
撮影日時 : 2020/03/03
指定
ヒメコマツ  群馬県指定天然記念物 昭和32年09月10日指定 昭和57年10月1日「村の木」指定
イタヤカエデ なし
所在
川場村門前丙874 吉祥寺境内
樹種
ヒメコマツ マツ科 マツ属・ イタヤカエデ ムクロジ科カエデ属
樹齢
ヒメコマツ 推定350年・イタヤカエデ 約80年
樹形
ヒメコマツ  樹高 28.6m 胸高周囲 4.2m
イタヤカエデ 樹高 18.2m 胸高幹周 4.7m
故事・伝承等

 青龍山吉祥寺は、鎌倉の臨済宗建長寺の中核寺としても屈指の名刹として数えられ、南北朝時代の暦応2年(1330)、建長42世円月禅師によって開かれた。
 開山当時の上野国利根荘は、鎌倉武士の大友氏の領地であり、九州に移転した大名であった大友氏が、先祖の発祥のこの地に、聖地建立と供養を兼ねて寺を建てたのが始まりである。
○ ヒメコマツが生育する場所に建つ山門は、文化2年(1815)建立。「青龍山」の勅額は光厳天皇の筆によるもので、楼上には文殊菩薩を中心に十六羅漢が安置されている。
○ ヒメコマツは地上3.2mから11枝に分かれてまっすぐに伸びている巨木である。

ひとこと

○ゴヨウマツは、5葉性(葉が5個づつ束生している)から名付けられた。北海道南部、本州、四国、九州の山地、尾根筋、岩上に分布する。
 盆栽、庭木に珍重される。材は均質で狂いが少なく、建具、欄間、仏壇彫刻などに使用される。
 北海道と中部地方以北に分布する変種のキタゴヨウは、葉がやや長く(6~10cmゴヨウマツは4~8cm)、種子の翼が種子本体と同長又は種子より長い。
○イタヤカエデ
 吉祥寺山門の北西方向の山腹に生えており、近くで見ると相当見栄えがある。
根元から0.5mほどのところで、4本に分岐しており4本とも相当な太さで有る

山門脇に立つ 2018/3/14

山門脇に立つ 2018/3/14

2018/3/14

2018/3/14

イタヤカエデ 夏 2018/7/19

イタヤカエデ 夏 2018/7/19

イタヤカエデ 冬 2019/12/13

イタヤカエデ 冬 2019/12/13

イタヤカエデ 幹 2018/7/19

イタヤカエデ 幹 2018/7/19

アクセス

川場村役場の西方に当り、沼田市横塚町から川場スキー場に至る県道263号線(富士山横塚線)に入り口の看板がある。広い駐車場がある。

  • 同じ樹種
  • 摺渕のヒメコマツ
    片品村摺渕177 個人宅前