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コラム

茂林寺ラカンマキ・サワラ
撮影日時 : 2021/03/27
指定
群馬県指定天然記念物 平成07年03月24日指定
所在
館林市堀工町1570-1 茂林寺境内
樹種
ラカンマキ マキ科マキ属
樹齢
590年
樹形
樹高14m 胸高幹周2.9m
故事・伝承等

応永33年(1426年)に、茂林寺を開創した大林正通禅師より植えられたものとされている。

○サワラ:ヒノキ科ヒノキ属 館林市指定保存樹木 平成元年3月22日指定
 分福茶釜で有名なこの寺に、観音様が建てられた元禄3年(1690年)ののち植えられたという。
 推定樹齢300年樹高27.0m幹周5.5m 
サワラはヒノキに比べ材質がさわらか(やわらか)であるためサワラギを略して名が付いた。葉裏の白い気孔帯がX型に見える。
○ヒイラギ 柊:市指定保存樹木 昭和55年3月31目指定
ラカンマキとともに、魔除けとして植えられたとい。
主幹は欠損しているが、その大きさから往時の姿がしのばれる。
モクセイ科モクセイ属雌雄別槻花は11~12月頃、香りの良い白い小花を束生する。果実は翌年の6~7月に紫黒色に熟す。

ひとこと

○ラカンマキが県指定天然記念物
○ラカンマキはイヌマキの品種で、イヌマキより全体的に小形。葉は深緑色をし、枝に輪生状に付く。
○この寺が出来た頃、茶会を開いたところ、守鶴という僧が千人分の茶釜を用意した。
煎じた茶はいくら飲んでも無くならず、福を分かつので分福と名付けたがこの守鶴という僧は、実は千年を経たムジナであったという。

ラカンマキ 2021/3/27

ラカンマキ 2021/3/27

ラカンマキ 2021/3/27

ラカンマキ 2021/3/27

ラカンマキ 2021/3/27

ラカンマキ 2021/3/27

サワラが道路から見える 2021/3/27

サワラが道路から見える 2021/3/27

サワラ 2021/3/27

サワラ 2021/3/27

サワラの葉の裏 2021/3/27

サワラの葉の裏 2021/3/27

ヒイラギ 2021/3/27

ヒイラギ 2021/3/27

アクセス

東武伊勢崎線「茂林寺前駅」右側。車は館林市街地から県道122号線を南に向かい「茂林寺入りロ」交差点を左折して東に約1kmで茂林寺に至る。

  • 同じ樹種
  • 神行阿弥陀堂の大サワラ
    多野郡上野村大字楢原1910 神行集落