巨樹古木一覧

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コラム

貫前神社のスダジイ
撮影日時 : 2020/02/22
指定
市指定天然記念物
1985 年(昭和60年)6月25日指定
所在
富岡市一ノ宮1535 貫前神社
樹種
スダジイ ブナ科シイ属 別名イタジイ、ナガジイ
樹齢
推定 600年
樹形
樹高15.m 幹周5.50m
故事・伝承等

貫前神社は、武神・経津主命と、機織りの神・姫大神を祀り、平安時代には上野国一宮として、群馬県内では最も高い位にあった神社である。現在の社殿は、寛永年間(16241644)に三代将軍家光が再建し、その後綱吉が元禄年間(16881704)に大修理をしたあと、13年ごとの式年に修理・改築を行って現在に至っている。

 幹は大きくよじれあがり、その豪快な樹姿に感動を覚えるほどである。幹の中心部はほとんど腐っていて、かつては人が入れるはどの大きな穴が開いていたが、治療により今はふさがれている。この治療時に株元の土壌改良が行われ、樹勢は以前にも増して旺盛になっている。

大スギ  境内には、市指定名木の「大スギ」があるが、残念ながら30年ほど前に枯れてしまった。樹高40m 幹周4.5mあった。俵藤太(藤原秀郷)が寄進したという伝説がある。

ひとこと

本州西南部に多い果実が丸いものはツブラジイ又はコジイ。スダジイは関東地方に多く果実は細長い。
 果実は花の翌年の秋に成熟する。堅果は生でも食べられる。樹皮に縦の割れ目がはいるが、良く似ているツブラジイは深い割れ目が出来ない

2020/2/22

2020/2/22

2020/2/22

2020/2/22

右はとみおか名木十選の「銀杏」

右はとみおか名木十選の「銀杏」

枯死した「大スギ」俵藤太の伝説あり

枯死した「大スギ」俵藤太の伝説あり

貫前神社への下り石段

貫前神社への下り石段

アクセス

高崎方面より国道254号線を西進、富岡バイパス一ノ宮北信号を右折、150m先、左の大鳥居をくぐり抜けると山門前に着く。スダジイは山門左側にある。

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